2016/07/26 00:54

“新潟らしいベーグル”をコンセプトに、新潟県産小麦をメインに県産材を使用し、天然酵母でじっくりと発酵させた小麦の風味豊かなベーグルを製造しています。

販売しているカフェのある新潟市美術館の立地名をとって『西大畑ベーグル』と名付けました!
カフェオープン1周年を機にオンラインショップも開設しました〜

西大畑のある場所は砂の堆積によってできあがってきた元砂丘地帯。
新潟の町のルーツでもある地域です。
開港5港の1都市でもあった湊町新潟は、海運により各地より物資や文化も伝わりました。
それを受け入れながら独自に発達してきた部分もあるわけですね。
その当時ベーグルが伝わってきていたならば、きっと新潟独自のベーグルが発達していたに違いありません。笑

*7/30にはあの“ブラタモリ”で「#45 新潟〜新潟砂の町?〜」というタイトルで放送がありますので、興味ある方は要チェックですよ!





そもそもベーグルに興味を持ったキッカケは、息子の食物アレルギーからでした。
離乳食で卵を食べさせたときに症状がでたのです。。。
それまでさほど食品の原材料を気にしたこともなかったのですが、それからというもの我家の食生活はガラリと変わりました。

そこで初めて気づく卵や乳由来の成分が含まれる食品がいかに多いことか!!!
スーパーで愕然とするものの、それでも生きていくには食べなければなりません。
というより子供に食べさせなければなりません。
食品表示を頼りに、卵由来成分の入っていない食品を探す日々が始まりました。

お米ももちろん好きですが、朝はほぼパンという食生活だった我家ではパンなしの生活は考えられませんでしたので、とりあえず当時爆発的にヒットしていた米粉パンも作れるホームベーカリー“GOPAN”を購入して、その後の生活に備えたりしたのでした。

最初は毎日のように活躍していたGOPANでしたが、人間は飽きる生き物なんですよね。笑
「たまには違うパンも食べたいな〜。食パンやバケット以外でなんかないかな?」
と考えるようになり、そして閃きました!
「そういえばベーグルってシンプルな材料でヘルシーなんじゃなかった???」

ヘルシーでオシャレ感ただようベーグルは憧れのニューヨーカーの常食(勝手なイメージ)でもあり、新潟伊勢丹の催事にベーグル屋さんがくるとミーハーな我家は必ず買って食べていました。SATCなんかも流行ってましたし。笑

そこで製法を調べてみたところ「これなら家でもつくれそうじゃない?」ってくらい簡単そうだったんですね。
逆に材料がシンプルな分、素材の味がダイレクトにでそうなイメージも同時にしました。
新潟にも富澤商店ができたタイミングでもあって、小麦粉といえば“フラワー”くらいしか知らなかったのですが、国産小麦やイーストなどについていろいろと調べ始めたのです。

つづく。